きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

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CMはよくわからない

CM

いつも思うのだが、テレビCMほど奇妙なものはあるまい。

例えば、洗剤のCMだ。大抵が「今度は白さが違う」という内容で、真っ白の洗濯物が青空をバックに整然と並んで干されている。が、私がまだ幼稚園児だったころから、洗剤のCMでは、常に「今度は白さが違う」という内容で、やはり真っ白の洗濯物が干されている映像が流れていた。つまり、40年以上も前から真っ白だったのだ。それなのに、いまだに「今度は白さが違う」といった内容のCMを流しているということはどういうことだろう。

要するに、「実は今までは白くなかったんだよ~ん」と白状しているようなものではないか。ということは、現在のCMの内容もウソに違いない。かくして、洗剤のCMはインチキであることが判明したと言えるだろう。種を明かせばCMに出て来る真っ白な洗濯物は全て新品なのだ。まさか本気でCMを信じている人はいないとは思うが、もしいたら、サンタクロースを信じている大人が山ほどいるようなものである。

それから、化粧品のCMもおかしい。美人の女優さんが登場して新製品をさもよさげに宣伝するのだが、それが新製品であるということは、その女優さんはその商品をまだたいして使用していないということを意味する。だから、彼女の美しさはその新製品のおかげではない。そもそも、その女優さんはそんな新製品が開発されるずっと前から美人だったのだ。つまり、その新製品が良いものであるという理由付けにはならない。にもかかわらず、美しい女優さんが新製品を大切そうに宣伝すると買う人が大勢出てくる。私なら、その女優さんがそれまで使ってきた既存の製品こそ手に入れたいと思うのだが…

健康食品のCMも異常だ。例えば、キャベツ数十個分のミネラルが補給できるといった内容のCMが多いが、それって「過剰摂取」じゃねーか。健康成分かなんだか知らないが、取り過ぎは危険だ。昔から「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うではないか。何事も適量でいいんだよ。なんでそんなに摂取したがるのか全く理解できない。

そういえば、インスタント珈琲のCMに「違いのわかる男」がどうのこうのというのがあったっけ。そもそも、違いのわかる男はインスタント珈琲なんか飲まねぇんだよ。インスタントを飲むのは違いのわからない奴じゃねーか。

まあ、他にも挙げればきりがない。結局、CMの内容判断は視聴者の自己責任なのだ。CMに踊らされて高額石けんを購入し、アレルギーになった人々が、製造販売した某社を訴えるようだが、こうした問題はこれからも次から次へと起こるだろう。

身を守るにはCMを信じないか、私のようにテレビをなるべく見ないようにするしかあるまい。

 

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きびだんご補完計画(その8)

地下倉庫への道

私の説得を受け入れたゲンドー博士が新型きびだんごの仕様変更に着手したことは、少し前の日記でも述べた。こちらは夏頃の完成を目標に急ピッチで作業を続けている。

そして、それとは別に私の親衛隊が驚くほど高価なきびだんごの開発に乗り出していることも述べた。こちらは年末から来年のバレンタインデーあたりが開発の目処となっている。

実は、これらとは別にさらなる進化を遂げたきびだんごが生まれようとしている。以前の日記でも解説したが、特務機関NERFの地下にはきびだんごの極秘倉庫がある。開発途中でボツになった数々のきびだんごが眠る墓場だ。ところが、このごろこの墓場から夜な夜な「早くきびだんごになりたい~」という恐ろしい声が聞こえてくるという報告を受けている。そうなのだ。死んだはずの開発段階のきびだんごが復活を試みているらしいのだ。

一体、ボツになったどのきびだんごがゾンビと化しているのだろうか。もしかすると、きびだんごドリンク(栄養ドリンクの一種で、これを飲むと鬼が島に出掛けるパワーが得られるというコンセプト)だろうか。あるいはロシアンきびだんご(通常のきびだんごにひとつだけ激辛きびだんごを混ぜるというコンセプト)なのか。それとも、きびだんごイヤリング(ファッション感覚で耳に取り付け、腹がへったら食べるというコンセプト)だろうか。いや、まさか、きびだんごヨーヨーかもしれない…

いやいや、分からない。とにかくボツになったきびだんごは数えきれないのだ。確かめるには地下倉庫に降りてゆくしかない。だが、あそこに行って無事に戻って来た者はまだひとりもいないという言い伝えがある。前回降りて行った者は優秀なエリート営業マンだったが、今は部屋の隅にうずくまってひとり静かに神に祈りを捧げる日々を送っている…

う~む、ミステリアスだ。しかし、きびだんごにミステリアスを求めるのもどうかと思う。もともときびだんごの暗黒面を封じるために始めたきびだんご補完計画ではないか。最後は明るくハッピーエンドといきたいものである。だが、きびだんごの原石が遠い昔、銀河の彼方からやって来たことを考えると、やはり、きびだんごに謎はつきものと言えるだろう。

というわけで、第三のきびだんごは謎だらけだ。この件に関しては、詳しいことが分かり次第レポートしよう。

とにかく、調査を続行する。

 

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アイデアと妄想

アイデア

デザイナーの佐藤可士和曰く、「実現しないアイデアは単なる妄想」であるとのこと。

ここまではっきり言われると少々腹が立つ。しかし、ヤツの言う通りである。どんなに魅力的なアイデアも実現しなければ何の意味もない。

思えば、今日までの人生、実現せずに塵と化したアイデアがどれほどあったことか。その度に妄想と言われ、夢想家と呼ばれてきた。中には私を危険視して去って行ったものまでいた。そうなのだ。どんなに美しい夢を描いても、どんなに画期的なアイデアを思いついても、実現しなければゴミに等しいのだ。

いやいや、考えることに意義がある、とか、アイデアが出てくるだけでも大したものだ、とか、慰めてくれる人もいるだろう。だが、正直、慰めてもらっても嬉しくない。やはり、最後までやり遂げなくては意味がないのだ。

ではなぜ実現しないのか。いい質問だ。原因はいろいろあるだろう。だが、その多くは結果論でしかない。最大の原因は、そもそも計画の初期段階で実現を可能にする手段を講じていなかったことだ。アイデアを着想する能力と、計画を立てる能力はイコールではない。にもかかわらず、アイデアを得た者が計画まで立てることがリスクを大きくしているのではないだろうか。

そこで、きびだんご王国ではアイデアを実現するためのスタッフを、あちこちから集めることにした。きびだんご王国だけではない、私個人に関してもだ。予算の許す限り、多くの方々から智慧をお借りしたい。

とにかく、今年は意識改革の年である。アイデアを次から次へと具体的な形にしてゆく。そのために汗をかきたい。

ちなみに、実現した妄想は奇跡と呼ばれる。 

 

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おならだって

おならだって注目してほしい

私はおならをすると、「このおならを君に捧げよう !」と言って、近くにいる人にそのおならを捧げる習慣がある。なぜかと言われても困る。長年の習慣なのだ。誰にも捧げないとなると単なる垂れ流しのような気がして心が咎めるのだ。声に出して捧げることもあれば、密かに心の中で捧げることもある。私に見つめられたことのある人は、その直前に私がおならをしていたのかもしれないという事実に今気がついたことだろう。

確かに変な習慣かもしれない。しかし、これがくしゃみだったらどうだろう。ドイツでは誰かがくしゃみをすると、Gesundheit !(ゲズントハイト: 訳は難しいが、お大事に、くらいの意味)と周りの人が言う習慣があるし、フランスでは同様のシチュエーションで、 À tes souhaits ! / À vos souhaits !(アテスエ / アヴォスエ: 訳は難しいが、望みがかないますように、くらいの意味)と言う習慣がある。日本でも、誰かがウワサをしている、などと言うではないか。ところが、おならだとみんな口を閉ざしてしまう。本当にこれでいいのだろうか。くしゃみばかりえこひいきしていては、おならが可哀想ではないか。

そこで、私はおならをすると「君に捧げよう !」と言うことにしているのだ。だが待てよ。くしゃみの場合は、自分のくしゃみではなく、他人のくしゃみに対して発言をする習慣ではないか。となると、おならの場合も自分のおならではなく、誰かのおならに対して発言するのが筋かもしれない。

例えば、誰かがおならをすると、「縁起がいいね !」などと、みんなで言ってあげるのはどうだろう。あるいは、「有り難う。耳の保養になったよ !」とかはどうだろう。いや、ちょっと嫌味だな。「ナイス ! サプライズ !」もイマイチだ。「お幸せに !」くらいが無難かもしれない。とにかく、誰かがおならをすると、気づかないふりをしたりせず、大いに気づいて盛り上がろうではないか。おならだって注目してほしい。きっとそう思っているに違いないのだ。

えっ、注目してもらいたくないって ? そうかなあ。おならは立派な自己主張だと思うのだが。

ちなみに、英語には honorable(オナラブル: 尊敬すべき、という意味)という単語がある。そうなのだ。オナラブルは立派な人を指す形容詞なのだ。だから、日本でもオナラぶる人は大いに讃えるべきなのだ。一例を挙げよう。おならばかりしている部長がいれば、オナラブル部長と呼べばいい。これなら失礼に当たらないではないか。

ま、自己責任でお願いします。 

 

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きびだんご補完計画(その7)

新たなるきびだんご

新型きびだんご(コードネーム: ジョゼフィーヌ)の開発に向け、ようやくゲンドー博士の説得に成功した私は、助っ人となるフランス人女性のスカウトに奔走した。

何人か候補がいることはいるのだが、そもそもフランスにきびだんごなど存在しないため、事の重要性を理解してもらえなくて困っている。どうすれば、きびだんごがこの惑星の命運を握っている事をわかってもらえるのだろう。やはり、桃太郎伝説エピソード I や、ジェネシスがハリウッドで映画化でもされないかぎり、難しいかもしれない。

いずれにせよ、この新型きびだんごは夏頃を目処に開発を進める。完成した暁には、真っ先にきびだんご日記で紹介するつもりだ。

それはさておき、上記の新型きびだんごとは別に、私の直属の組織で全く別系統のきびだんごの開発を行っていることをご存知だろうか。などと言ってみたが、ご存知のはずがないな。なにせ初めて言及するのだから。

そうなのだ。これまでにない、いや、あってはならない禁断のきびだんご計画が私の親衛隊の元で密かに開発されつつあるのだ。今度はそもそもコンセプトがない。というか、出来上がってみなければ食べられるかどうかすらわからないシロモノだ。最悪の場合、食品ではなく、美術館にオブジェとして展示されるかもしれない、そういう現代アート的なきびだんごである。

しかし、怖いもの知らずの方には是非食べてみていただきたい。つまり、食べる人の勇気を試すきびだんごなのだ。通常、きびだんごと言えば、お金を出して買う以上、美味しく食べられるのが当たり前だと思っている人がほとんどであろう。だが、そういう資本主義の手垢にまみれた能天気な人々に一石を投じる気迫のきびだんごを作りたいと思っている。恐ろしいほど高価で、しかも、美味しいかどうか全く保証しないという、実に不遜なきびだんごだ。まさに国王の名にふさわしいきびだんごではないか。

もちろん、高額に見合うだけの原材料は保証する。現在、特殊部隊が全世界の珍味を手に入れるべく、世界中に散っているところだ。果たしてどんなきびだんごが生まれるのか。それはまだ私にもわからない。できれば年内、無理でも来年のバレンタインデーまでには開発したいと思っている。

乞うご期待!!

 

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