きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

シャア専用(その2)

ざくろ

最近、ざくろジュースにはまっている。最初は酸味が気になって飲みにくかったのだが、慣れてしまうと実に爽やかな飲みごたえだ。そこで、シャア専用の赤いきびだんごはザクロ味でいってはどうかと開発チームに提案してみた。

すると、返って来た答えはノーではないか。一体どうしたことだろう。理由を言え。理由を。

どうやら彼らの意見では同じ赤なら断然ストロベリーの方がウケるということらしい。確かにストロベリーは私も好きだ。適度な酸味もある。特にさちのかは酸味が強く、野性味溢れる苺だ。最近流行のあまおうなどただ甘いだけではないか。生食としてのさちのかは確かに大して人気はない。だが、スイーツとして加工したときは本当に美味しい。あるいは、さがほのかという品種もいいだろう。

おや、またしても話が逸れたが、私が推奨するザクロは本当にストロベリーに劣っているのだろうか。確かに酸味が強く、万人ウケする味ではないかもしれない。だが、健康によい果物だ。特にお肌に良いというのは、女性客に十分アピールできるのではないだろうか。そして、私が特に気に入っているのがミステリアスな味覚という点だ。正直、ざくろジュースを飲んでいて美味しいのか美味しくないのかよくわからない。すっぱいのが気になるが、なぜか飲んでしまう。実に不思議な味だ。赤いきびだんごは不思議な味でもいいのではないかと思ったりもする。

だが、開発チームはわかりやすい味にこだわっている。誰でもわかる甘い味覚。可愛らしいイメージ。そして、スイーツの定番という知名度。なるほど、そうなるとやはりストロベリーに勝るものはあるまい。どうやら、ストロベリーを中心にプロジェクトが進んでいくようである。まあ、同じ赤なら、すっぽんの血よりは良さそうだ。

ちなみに、開発スタッフの中にブルーベリーおたくがいる。私はブルーベリーが苦手なのだが、彼はどうしてもブルーベリーできびだんごを開発したいみたいだ。だが、どうだろう。生食のブルーベリーはまだ食べられるのだが、ジャムやジュースなどに加工したブルーベリーはどうしても好きになれない。好みかもしれないが、私は断然ザクロだ。それにブルーベリーでは赤いきびだんごにならないではないか。まさか青いきびだんごって、それじゃあランバ・ラル専用になってしまう。

とにかく、いろんな意見があってよいと思うのだが、やはりストロベリーだろうか。

 

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シャア専用

赤い彗星

きびだんご王国で極秘に開発を進めている数種類の新型きびだんごのうち、国王の親衛隊(IMF)がやや暴走気味に開発に熱を入れているのが、シャア専用赤いきびだんごだ。

通常のきびだんごは30粒で1000円前後だが、シャア専用ともなると6粒で550円前後という常識はずれの価格になるとの報告を受けている。さすがはシャア、恐るべし。「フフフ、これは量産品とは違うのだよ…」という少佐(いや失礼、今は大佐であられましたな)の声が聞こえてきそうだ。

しかし、ただ高いだけでは誰も納得しない。やはりそれなりのクオリティが要求されることは当然なのだが、一体どんな味がするのだろう。来年を目処に開発しているとのことなので、まだ試作品すら出来ていないのだが、既にかなりの価格になることを見越しているということは、相当高価な原材料を予定しているに違いない。まさか、トリュフや金粉などを考えているのではあるまいな。それともキャビアやフォアグラだろうか。それともコニャックやビンテージワインだったりして。あるいは米沢牛やアワビかもしれない。う~む、こうなるともはやきびだんごですらないような気が…

確かに私は、どんなに高級な材料を用いてもよいと許可はしたが、しかし美味しくなければNGだ。「味はともかくびっくりするほど高額のきびだんごを作ったぜぇ。ワイルドだろう?」などというギャグはなしだ。とことん味にこだわる。それがきびだんご王国の掟なのだ。

そもそも、どうやって赤くするのだろう。私は合成着色料の使用は固く禁じている。ということは、花びらだろうか。それともトマトだろうか。まさかすっぽんの血では…

う~む、謎だ。とにかく、コードネーム「シャア専用」で開発を進めているインポッシブル・ミッション・フォース(IMF)の健闘を祈る。仮に失敗しても私は一切関知しないのでそのつもりで。

 

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きびだんご補完計画(その9)

きびだんごの新アイテム

さて、国をあげて精力的に推進しているきびだんご補完計画だが、きびだんごそのものの進化もさることながら、きびだんごを2倍にも3倍にも楽しめるアクセサリーとでもいうべきアイテムの開発を思いついた。

最近では、具のソースなどに見られるように、簡単手間要らずで、あっと言う間に料理がいっそう美味しくなる、そんなアイテムが次から次へと商品化されているではないか。確かに面白い。そして何より実用的だ。もともとソースと言えばフランス料理の真骨頂であり、ソースの出来映えが料理を決定づけるといっても過言ではない。一方、日本人はどちらかというとシンプルな味付けが伝統のような気がするのだが、しかし、グローバリゼーションの津波にはもはや誰も逆らえないようだ。こうした新手のソースやドレッシングなどは今後も大いに食卓を賑わしてゆくことになるに違いない。

そこでだ。きびだんご王国としても、きびだんごそのものだけでなく、その食べ方についても、新次元の提案をしてゆこうということになった。こうしたソースやドレッシングなどからヒントを得て、あっと言う間にきびだんごがいっそう美味しく食べられるような魔法のアイテムを開発してしまおうというのが、今回のミッションである。

過去にさかのぼれば、日本でもタレで革命を起した事例があるではないか。そうだ。うなぎだ。うなぎと言えば、甘みの効いたタレがかかったうなぎ丼が定番だが、あの食べ方が発明されたのは江戸時代である。それまでは、うなぎと言えば、ぶつ切りにして焼いただけの味気ない食べ物だったらしい。ところが、あのタレが発明されたとたん、庶民の間でうなぎ丼が大フィーバーしたというわけである。ちなみに、割り箸を発明したのもうなぎ屋だと言われている。う〜む、うなぎ文化恐るべし。

さて、我らがきびだんごだが、一体どんなアイテムが可能だろうか。みたらしか? 目新しさはないな。きな粉か? 既にある。チョコか? きびだんごの内部にチョコを入れたものなら存在するらしい。

とにかく、斬新かつ、アンビリーバボーなテイストを開拓しなくては意味がないのだ。そのため、我々はカレーソースや焼き肉のタレにいたるまで、ありとあらゆるコラボレーションを試してみることにした。既にきびだんご王国が誇る伝説の試食軍団、その名もグルメ四天王が動き出している。超一流のグルメハンターである彼らが、一体どんな斬新なアイデアを思いつくか楽しみだ。

というわけで、きびだんご王国の今年の夏は恐ろしく暑く、いや、熱くなることは間違いない。新アイテム開発に乞うご期待。

 

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きびだんご補完計画(その8)

地下倉庫への道

私の説得を受け入れたゲンドー博士が新型きびだんごの仕様変更に着手したことは、少し前の日記でも述べた。こちらは夏頃の完成を目標に急ピッチで作業を続けている。

そして、それとは別に私の親衛隊が驚くほど高価なきびだんごの開発に乗り出していることも述べた。こちらは年末から来年のバレンタインデーあたりが開発の目処となっている。

実は、これらとは別にさらなる進化を遂げたきびだんごが生まれようとしている。以前の日記でも解説したが、特務機関NERFの地下にはきびだんごの極秘倉庫がある。開発途中でボツになった数々のきびだんごが眠る墓場だ。ところが、このごろこの墓場から夜な夜な「早くきびだんごになりたい~」という恐ろしい声が聞こえてくるという報告を受けている。そうなのだ。死んだはずの開発段階のきびだんごが復活を試みているらしいのだ。

一体、ボツになったどのきびだんごがゾンビと化しているのだろうか。もしかすると、きびだんごドリンク(栄養ドリンクの一種で、これを飲むと鬼が島に出掛けるパワーが得られるというコンセプト)だろうか。あるいはロシアンきびだんご(通常のきびだんごにひとつだけ激辛きびだんごを混ぜるというコンセプト)なのか。それとも、きびだんごイヤリング(ファッション感覚で耳に取り付け、腹がへったら食べるというコンセプト)だろうか。いや、まさか、きびだんごヨーヨーかもしれない…

いやいや、分からない。とにかくボツになったきびだんごは数えきれないのだ。確かめるには地下倉庫に降りてゆくしかない。だが、あそこに行って無事に戻って来た者はまだひとりもいないという言い伝えがある。前回降りて行った者は優秀なエリート営業マンだったが、今は部屋の隅にうずくまってひとり静かに神に祈りを捧げる日々を送っている…

う~む、ミステリアスだ。しかし、きびだんごにミステリアスを求めるのもどうかと思う。もともときびだんごの暗黒面を封じるために始めたきびだんご補完計画ではないか。最後は明るくハッピーエンドといきたいものである。だが、きびだんごの原石が遠い昔、銀河の彼方からやって来たことを考えると、やはり、きびだんごに謎はつきものと言えるだろう。

というわけで、第三のきびだんごは謎だらけだ。この件に関しては、詳しいことが分かり次第レポートしよう。

とにかく、調査を続行する。

 

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きびだんご補完計画(その7)

新たなるきびだんご

新型きびだんご(コードネーム: ジョゼフィーヌ)の開発に向け、ようやくゲンドー博士の説得に成功した私は、助っ人となるフランス人女性のスカウトに奔走した。

何人か候補がいることはいるのだが、そもそもフランスにきびだんごなど存在しないため、事の重要性を理解してもらえなくて困っている。どうすれば、きびだんごがこの惑星の命運を握っている事をわかってもらえるのだろう。やはり、桃太郎伝説エピソード I や、ジェネシスがハリウッドで映画化でもされないかぎり、難しいかもしれない。

いずれにせよ、この新型きびだんごは夏頃を目処に開発を進める。完成した暁には、真っ先にきびだんご日記で紹介するつもりだ。

それはさておき、上記の新型きびだんごとは別に、私の直属の組織で全く別系統のきびだんごの開発を行っていることをご存知だろうか。などと言ってみたが、ご存知のはずがないな。なにせ初めて言及するのだから。

そうなのだ。これまでにない、いや、あってはならない禁断のきびだんご計画が私の親衛隊の元で密かに開発されつつあるのだ。今度はそもそもコンセプトがない。というか、出来上がってみなければ食べられるかどうかすらわからないシロモノだ。最悪の場合、食品ではなく、美術館にオブジェとして展示されるかもしれない、そういう現代アート的なきびだんごである。

しかし、怖いもの知らずの方には是非食べてみていただきたい。つまり、食べる人の勇気を試すきびだんごなのだ。通常、きびだんごと言えば、お金を出して買う以上、美味しく食べられるのが当たり前だと思っている人がほとんどであろう。だが、そういう資本主義の手垢にまみれた能天気な人々に一石を投じる気迫のきびだんごを作りたいと思っている。恐ろしいほど高価で、しかも、美味しいかどうか全く保証しないという、実に不遜なきびだんごだ。まさに国王の名にふさわしいきびだんごではないか。

もちろん、高額に見合うだけの原材料は保証する。現在、特殊部隊が全世界の珍味を手に入れるべく、世界中に散っているところだ。果たしてどんなきびだんごが生まれるのか。それはまだ私にもわからない。できれば年内、無理でも来年のバレンタインデーまでには開発したいと思っている。

乞うご期待!!

 

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