デザイナーの佐藤可士和曰く、「実現しないアイデアは単なる妄想」であるとのこと。
ここまではっきり言われると少々腹が立つ。しかし、ヤツの言う通りである。どんなに魅力的なアイデアも実現しなければ何の意味もない。
思えば、今日までの人生、実現せずに塵と化したアイデアがどれほどあったことか。その度に妄想と言われ、夢想家と呼ばれてきた。中には私を危険視して去って行ったものまでいた。そうなのだ。どんなに美しい夢を描いても、どんなに画期的なアイデアを思いついても、実現しなければゴミに等しいのだ。
いやいや、考えることに意義がある、とか、アイデアが出てくるだけでも大したものだ、とか、慰めてくれる人もいるだろう。だが、正直、慰めてもらっても嬉しくない。やはり、最後までやり遂げなくては意味がないのだ。
ではなぜ実現しないのか。いい質問だ。原因はいろいろあるだろう。だが、その多くは結果論でしかない。最大の原因は、そもそも計画の初期段階で実現を可能にする手段を講じていなかったことだ。アイデアを着想する能力と、計画を立てる能力はイコールではない。にもかかわらず、アイデアを得た者が計画まで立てることがリスクを大きくしているのではないだろうか。
そこで、きびだんご王国ではアイデアを実現するためのスタッフを、あちこちから集めることにした。きびだんご王国だけではない、私個人に関してもだ。予算の許す限り、多くの方々から智慧をお借りしたい。
とにかく、今年は意識改革の年である。アイデアを次から次へと具体的な形にしてゆく。そのために汗をかきたい。
ちなみに、実現した妄想は奇跡と呼ばれる。
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