きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

おならだって

おならだって注目してほしい

私はおならをすると、「このおならを君に捧げよう !」と言って、近くにいる人にそのおならを捧げる習慣がある。なぜかと言われても困る。長年の習慣なのだ。誰にも捧げないとなると単なる垂れ流しのような気がして心が咎めるのだ。声に出して捧げることもあれば、密かに心の中で捧げることもある。私に見つめられたことのある人は、その直前に私がおならをしていたのかもしれないという事実に今気がついたことだろう。

確かに変な習慣かもしれない。しかし、これがくしゃみだったらどうだろう。ドイツでは誰かがくしゃみをすると、Gesundheit !(ゲズントハイト: 訳は難しいが、お大事に、くらいの意味)と周りの人が言う習慣があるし、フランスでは同様のシチュエーションで、 À tes souhaits ! / À vos souhaits !(アテスエ / アヴォスエ: 訳は難しいが、望みがかないますように、くらいの意味)と言う習慣がある。日本でも、誰かがウワサをしている、などと言うではないか。ところが、おならだとみんな口を閉ざしてしまう。本当にこれでいいのだろうか。くしゃみばかりえこひいきしていては、おならが可哀想ではないか。

そこで、私はおならをすると「君に捧げよう !」と言うことにしているのだ。だが待てよ。くしゃみの場合は、自分のくしゃみではなく、他人のくしゃみに対して発言をする習慣ではないか。となると、おならの場合も自分のおならではなく、誰かのおならに対して発言するのが筋かもしれない。

例えば、誰かがおならをすると、「縁起がいいね !」などと、みんなで言ってあげるのはどうだろう。あるいは、「有り難う。耳の保養になったよ !」とかはどうだろう。いや、ちょっと嫌味だな。「ナイス ! サプライズ !」もイマイチだ。「お幸せに !」くらいが無難かもしれない。とにかく、誰かがおならをすると、気づかないふりをしたりせず、大いに気づいて盛り上がろうではないか。おならだって注目してほしい。きっとそう思っているに違いないのだ。

えっ、注目してもらいたくないって ? そうかなあ。おならは立派な自己主張だと思うのだが。

ちなみに、英語には honorable(オナラブル: 尊敬すべき、という意味)という単語がある。そうなのだ。オナラブルは立派な人を指す形容詞なのだ。だから、日本でもオナラぶる人は大いに讃えるべきなのだ。一例を挙げよう。おならばかりしている部長がいれば、オナラブル部長と呼べばいい。これなら失礼に当たらないではないか。

ま、自己責任でお願いします。 

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ