きびだんご王国で極秘に開発を進めている数種類の新型きびだんごのうち、国王の親衛隊(IMF)がやや暴走気味に開発に熱を入れているのが、シャア専用赤いきびだんごだ。
通常のきびだんごは30粒で1000円前後だが、シャア専用ともなると6粒で550円前後という常識はずれの価格になるとの報告を受けている。さすがはシャア、恐るべし。「フフフ、これは量産品とは違うのだよ…」という少佐(いや失礼、今は大佐であられましたな)の声が聞こえてきそうだ。
しかし、ただ高いだけでは誰も納得しない。やはりそれなりのクオリティが要求されることは当然なのだが、一体どんな味がするのだろう。来年を目処に開発しているとのことなので、まだ試作品すら出来ていないのだが、既にかなりの価格になることを見越しているということは、相当高価な原材料を予定しているに違いない。まさか、トリュフや金粉などを考えているのではあるまいな。それともキャビアやフォアグラだろうか。それともコニャックやビンテージワインだったりして。あるいは米沢牛やアワビかもしれない。う~む、こうなるともはやきびだんごですらないような気が…
確かに私は、どんなに高級な材料を用いてもよいと許可はしたが、しかし美味しくなければNGだ。「味はともかくびっくりするほど高額のきびだんごを作ったぜぇ。ワイルドだろう?」などというギャグはなしだ。とことん味にこだわる。それがきびだんご王国の掟なのだ。
そもそも、どうやって赤くするのだろう。私は合成着色料の使用は固く禁じている。ということは、花びらだろうか。それともトマトだろうか。まさかすっぽんの血では…
う~む、謎だ。とにかく、コードネーム「シャア専用」で開発を進めているインポッシブル・ミッション・フォース(IMF)の健闘を祈る。仮に失敗しても私は一切関知しないのでそのつもりで。
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