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きびだんご王国 桃太郎伝説

きびだんご補完計画(その6)

セーヌ川

今日は一日体調がすぐれなかった。このところ多忙を極めているからだろう。そういえば、睡眠の質も時間も不安定な日々が続いていた。

いかん、今日こそ早めに床に入ろう。体調を崩しては、それこそ仕事にならなくなる。寝ることもまた国王の責任なのだ。

しっかり体調を整えたら、新型きびだんご(コードネーム: ジョゼフィーヌ)の開発に着手しなくてはならない。ゲンドー博士も説得しなくてはならないし、新しい適格者も探さなくてはならない。やることは山ほどある。

それにしても、今度のきびだんごは少々やっかいだ。そもそもジョゼフィーヌというコードネームが気に掛かる。はっきり言って嫌な予感がするのだ。クレールやフランソワーズやマリー・マドレーヌならまだしも、よりによってジョゼフィーヌとは。彼女にはあまりいい思い出がないんだよね…  ま、サロメよりはましか。

などと、個人的なノスタルジーに浸っている場合ではない。本来なら梅雨入りまでに完成するはずだった新型きびだんごが下手をすると夏を過ぎても完成しない可能性すら出てきたのだ。だいたい、きびだんごなのにコンセプトがフランス女性のオシャレ生活という時点で既に私の専門領域ではない。ここはひとつ、強力なフランス女性の助っ人がほしいところだ。う~む、断ち切ったはずのフランス女性との因縁が再び襲ってくるとは、私も今度ばかりは逃げ場がないかもしれないな。

などと、勝手な妄想にふけっている場合ではない。きびだんご王国にはきびだんごの平和利用という崇高な使命があるのだ。なんとしても、新型きびだんごを完成させねばならない。

とにかく、今日は寝よう。疲れた。
(画像はセーヌ河畔、ジョゼフィーヌがよく散歩していた) 

 

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この忙しいときに

猫

最近、なぜか我が家に猫が住んでいる。

これはどういうことだろう。言っておくが、私は信条としてペットを飼ったりはしない。なぜならペットは二酸化炭素を排出するからだ。地球温暖化と戦うためにも、ペットなど飼っている場合ではないのだ。

ではなぜ、猫がいるのだろう。毎日リビングでくつろいでいると、少し離れた所からこっちをにらんでいる猫を見ていたが、ついにその謎が解けた。弟が拾って来たのだ。より正確に言うと、捨て猫を保護しているボランティアの方から里親の打診を受け、弟が名乗りを上げたということらしい。

ところで、この猫、ペットショップで買ってきた猫と違い、全く礼儀というものを知らない。一緒に住んでいながら、家族の誰にもなつかないのだ。触ろうとしても、ダッシュで逃げてゆく。ほおずりをしようとしたら、ほっぺたに噛み付かれた。猫パンチが目に入って酷い目に遭ったりもした。食事中にテーブルの上に飛び上がって皿を蹴散らすことなど朝飯前である。

要するに、部屋の中にいる野良猫状態なのだ。そのくせ、餌がほしくなると、寄って来て身体を擦りつけてくる。実に勝手な奴だ。しかもグルメときている。低価格のキャットフードなどは見向きもしない。それに趣味も多彩だ。例えば、夕食の後はサウナである。浴室に入り、風呂のふたの上でくつろぐのだ。それも、ふたの上にタオルを敷いてやらなければ納得しない。私がタオルを敷くまで待っている。一体どういう猫なのだ。

さらに、ここ数日、散歩に連れて行けと催促するようになった。夕方になるとドアに身体をぶつけてアピールし、その後、きちんと正座して私の方をじっと見ている。これがサインだ。仕方がないので散歩に出てゆくのだが、カラスやチョウに興味があるらしく、姿が見えなくなるまでじっと観察している。だいたい20分から30分くらいかかるのだが、忙しい私としてはいい迷惑だ。

で、弟はというと、猫がいるとのんびりできないらしく、猫を私に任せて、ひとり自室でマッサージチェアでくつろいでいる。確かにこの猫がいてはのんびりできないというのはわかるが…

こんなわけで、きびだんご王国にまたしても不確定要素が増えてしまった。

 

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きびだんご補完計画(その5)

ゲンドー博士

きびだんご王国の特務機関NERFにおいて、ゲンドー博士を中心に取り組んできたきびだんご補完計画だが、あと一歩で新型きびだんご完成というところまできて、思わぬ事態に直面している。

上部組織(通称ゼーレ)より横槍が入ったのだ。五色のきびだんご(コードネーム: 光の巨人)のうち、なんと二色がボツになってしまった。これから開発をやり直すとすれば、膨大な労力が必要となる。エントリープラグも作り直さなくてはならない。しかも、ゲンドー博士にはまだこのことを知らせていない…

う~む、困った。実のところ、私はゲンドー博士が苦手なのだ。いつも何か企んでいるような気配が気にかかる。機嫌の悪い時に今回の決定を知らせると何をしでかすかわかったものではない。ここはひとつ、博士のご機嫌を取りながら、それとなく切り出すしかあるまい。国王もなかなか大変なのだ。

さて、新しく開発することになった二つのきびだんごを含めて、今回のきびだんごラインナップも雰囲気を一新することになった。新しいコードネームはジョゼフィーヌだ。こうなるともう私にもわけがわからない。もともと無責任がキーワードのきびだんご王国だが、一体新型きびだんごはどうなってしまうのだろう。とにかく、ここまで来た以上、補完計画を実行するしか道はない。

ひとつ間違えば、世界中のきびだんごファンを敵に回すことになるかもしれないが、きびだんごの暗黒面に打ち勝つには補完計画しかないのだ。
(画像はきびだんごのダミーシステムを開発中のゲンドー博士) 

 

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ファインダー購入

部屋の風景

先日、ファインダーを購入した。私のコンパクトデジカメにはファインダーがなく、背面の液晶画面を見て撮影する仕様になっているのだが、イマイチ撮影をしているという感覚が得られず、少々不満に思っていたのだ。

長い間、フィルムカメラを使っていたため、どうしてもファインダーを覗くクセが抜けきれず、とうとう我慢の限界に達したため、ファインダーの購入に至った次第である。

そもそも、背面の液晶だが、野外では日光の状態によっては非常に見づらい。フードでもかぶせなければロクに画面を確認できないこともしばしばだ。それにカメラを顔から遠ざけねばならず、手ぶれもしやすいし、第一見た目がみっともない。

で、ファインダーを付けてみると、これがなかなか楽しいではないか。カメラ本体と連動しているわけではないので、ファインダー内には露出などの情報は何も表示されないし、ピントが合ったかどうかもファインダー内では確認できない。しかし、風景をファインダーで切り取るという感覚は貴重だ。最新のデジカメのような機能は何もないが、とにかく穴から覗くというスケベ心を満喫させてくれるアイテムである。なによりアナログなところがいい。ファインダーを覗いている間はデジカメを使っているという認識がしばし薄れるのだ。

とにかく、デジタル一辺倒で、機能てんこ盛りの製品が巷に溢れる今日、私としてはどこか古くさいアイテムに惹かれる。ノスタルジーといえばそれまでかもしれないが、より人間臭いといった方が表現としてはしっくりくる。そうなのだ。テクノロジー全盛の時代だからこそ、私は人間臭さにこだわるのだ。

製造過程で機械やコンピュータを導入しようと、やはりどこかに人の手、というか人の心が宿っているものこそ、大切にしてゆかねばならないのではないだろうか。

などと言ってみたが、あと数百年もすれば、人間臭さなど死語になっているかもしれないな。

 

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これからのきびだんご

これからのきびだんごはアイデアが大切

最近、弟がiPadを購入した。触らせてもらったのだが、なかなか快適だ。とりあえずiPhoneの大型のような感覚だが、画面が大きいので何かと使い勝手がよい。

思えば、初めてiPadなどというタブレット機器が発売されたとき、正直言って、こんなものが売れるのかと半信半疑だった。それまでモバイルと言えばノート型パソコンしかイメージできなかったからだ。

しかし、実際に発売されてみると大反響を呼び、後続の企業から同様の製品が次から次へと出て来るほどの定番商品となってしまった。全く人々のニーズというものはどこにあるのかわからないものだ。

いまだ存在しないものを開発して世に問う。これこそまさに製造業の醍醐味ではないだろうか。製造業といえば、きびだんごを作っている製菓業も立派な製造業である。同じ製造業として、我々もいまだかつてない商品を世に問うてみたいものだ。こんなものが売れるはずがない、という非常識な商品を作ってヒットするというのがなんと言っても快感ではないか。

だが、それには並大抵のアイデアでは足りない。きびだんご王国を根幹から揺るがすほどの驚愕のインスピレーションが要求される。まさかタブレット型のきびだんごなんか作っても冷たい視線を浴びるだけだし…

とにかく、きびだんご補完計画第一弾として、要冷蔵の新型きびだんごを夏までに商品化しよう。その上で、第二弾以降はありえないシリーズとして斬新な企画を練ろうではないか。

ありえないきびだんご。それをこれからのきびだんご王国の目標に掲げることにする。

 

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