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ファインダー購入

部屋の風景

先日、ファインダーを購入した。私のコンパクトデジカメにはファインダーがなく、背面の液晶画面を見て撮影する仕様になっているのだが、イマイチ撮影をしているという感覚が得られず、少々不満に思っていたのだ。

長い間、フィルムカメラを使っていたため、どうしてもファインダーを覗くクセが抜けきれず、とうとう我慢の限界に達したため、ファインダーの購入に至った次第である。

そもそも、背面の液晶だが、野外では日光の状態によっては非常に見づらい。フードでもかぶせなければロクに画面を確認できないこともしばしばだ。それにカメラを顔から遠ざけねばならず、手ぶれもしやすいし、第一見た目がみっともない。

で、ファインダーを付けてみると、これがなかなか楽しいではないか。カメラ本体と連動しているわけではないので、ファインダー内には露出などの情報は何も表示されないし、ピントが合ったかどうかもファインダー内では確認できない。しかし、風景をファインダーで切り取るという感覚は貴重だ。最新のデジカメのような機能は何もないが、とにかく穴から覗くというスケベ心を満喫させてくれるアイテムである。なによりアナログなところがいい。ファインダーを覗いている間はデジカメを使っているという認識がしばし薄れるのだ。

とにかく、デジタル一辺倒で、機能てんこ盛りの製品が巷に溢れる今日、私としてはどこか古くさいアイテムに惹かれる。ノスタルジーといえばそれまでかもしれないが、より人間臭いといった方が表現としてはしっくりくる。そうなのだ。テクノロジー全盛の時代だからこそ、私は人間臭さにこだわるのだ。

製造過程で機械やコンピュータを導入しようと、やはりどこかに人の手、というか人の心が宿っているものこそ、大切にしてゆかねばならないのではないだろうか。

などと言ってみたが、あと数百年もすれば、人間臭さなど死語になっているかもしれないな。

 

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