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エア・なわとび

エア・なわとび

実は今、きびだんご王国で密かなブームとなっている運動に「エア・なわとび」というのがある。要するに縄を使わない縄跳びだ。もともとは高齢者の運動不足解消のために私が考案したものだが、年齢を問わず、誰でも手軽にできる運動として大いに推奨できる。

もともと高齢者用ということで安全性には気を配っている。縄がないので、縄に足をひっかけて倒れる危険がない。壁に手をつけたり、手すりをつかまったりすればさらに安全性が増す。また、たった半畳ほどのスペースがあればできるため、場所を問わない。外出がおっくうな高齢者にはまさに手軽な運動と言えるだろう。

さて、この「エア・なわとび」だが、思わぬ副作用が発見された。なんと通じが良くなるのだ。嘘だと思ったら試してほしい。どうも最近便秘で.. という方は、毎朝この運動をだいたい100回ほどやってみるとよい。きついようなら25回ワンセットで、軽い休憩を挟みながら4セットやること。そのとき、大腸の内容物が下に下がって行くイメージを持つことが大切だ。

コツは膝ではなく、足首で飛ぶこと。膝は力を抜き、あまり意識しないほうがよい。できればかかとを地面に付けることなく、足首のバネと指の力でジャンプを繰り返すのだ。高く飛ぶ必要はない。それよりも小刻みに飛んで回数を稼ぐ要領でよいだろう。また、垂直に飛ぶよう心がけると疲労が少なくて済む。それから腕の力も抜くこと。縄跳びのように手首を回転させる必要はない。身体の横にだらりと垂らしておけば大丈夫だ。

私は100回を基本にしているが、必ずしも回数にこだわっているわけではない。少し息があがり、身体が温まってきたと感じた頃が効果が出る頃だから、そのあたりまでがんばることにしている。私の場合、それが大体100回くらいであるというだけの話だ。効果は個人差があるので、自分に適した回数を見つけてほしい。

この「エア・なわとび」は器具を必要としない。「エア・ケイ」のように高価なラケットもシューズも買わなくて済む。コストパフォーマンスは最高だ。私は介護施設や病院で高齢者に会う度に勧めている。ただし、膝が悪い人は悪化の恐れがあり、また、医師から睡眠薬を処方されている人は転倒の恐れがあるためお勧めできない。

それ以外の人は明日の朝からさっそくはじめてみてはいかがだろう。

 

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眠れる森の女王

きびだんご王国の冬の森

先日、先祖の墓参りに出かけた際、山道に倒れていた朽木の表皮をめくってみたところ、大きなスズメバチが気持ち良さそうに眠っていた。女王蜂である。

スズメバチの生態についてよく知らない人のために解説しておくと、毎年晩秋の頃にスズメバチの巣は全滅する。最後の日、新しい女王蜂はオスバチたちとともに巣を出てゆく。この旅でオスバチの多くは天敵に食べられたりして命を落とすが、運の強いオスバチは選ばれて女王蜂と交尾する。交尾を終えたオスバチは役目を終えて寿命が尽きるが、女王蜂だけは朽木の中などにもぐって冬を越すのである。そして初夏に活動を再開し、巣を作るのだ。

つまり、初夏に最初に出会うスズメバチは女王蜂だ。この時期はまだ巣の基礎が完成しておらず、働きバチも生まれていない。新女王はまさに一匹狼状態である。だから、滅多に攻撃してこない。助けにくる仲間がいないわけだから、強い態度に出られないのである。

耳より情報その1: 初夏のスズメバチは怖くない。

で、せっせと巣作りをし、卵を生む。この時期卵から孵化するのは全てメスの働きバチである。最初は女王自ら子供たちの世話をするが、やがて子供たちが親になると、女王蜂は産卵に専念するようになる。こうして、秋頃までスズメバチの巣は拡張を続けるのだ。

そして秋が訪れる頃、巣の中では新女王が誕生し、やがてはじめてオスバチも誕生する。こうして生命のリレーが続いてゆくのである。毎年、秋頃にスズメバチの被害が頻繁に報告されるが、それは新女王の誕生により、スズメバチの巣が厳戒態勢にあるからにほかならない。

耳より情報その2: 秋のスズメバチは怖い。

さて、スズメバチに限らず、ハチは苦手という人が多い。やはり刺されると痛いということがあるからだろう。私はミツバチに刺されたことがある。それほどではないが、やはり痛みはあった。スズメバチはまだないが、相当痛いはずだ。スズメバチに刺された人の傷跡を見たことがあるが、まるでクレーターのように窪んでいた。

ちなみに、ミツバチは一度針を刺すと、お尻の部分が針ごとちぎれてしまう。針の根元にある毒袋もいっしょにちぎれるため、相手の身体に針がささったまま毒の注入は継続されるという仕組みだ。しかし、身体の一部がちぎれるため、そのミツバチはしばらくして死んでしまう。つまり、ミツバチにとって針を刺すという攻撃は捨て身の技である。

一方、スズメバチはというと、なんと何度でも針を刺すことができるのだ。スズメバチの場合、針を刺してもお尻の部分はちぎれたりしない。だから好きなだけ刺してくる。

スズメバチの針は実は二本あって、普段はぴったりくっついている。それぞれの外側にノコギリのようなギザギザがついており、この二本の針を前後にスライドすることにより、針が相手の体内にどんどん深く刺さっていく仕組みになっている。スズメバチに襲われたらとにかく逃げるべし。

耳より情報その3: スズメバチは何度でも針を刺せる。

ところで、スズメバチは我々人間だけでなく、養蜂家が飼育しているミツバチの大敵でもある。養蜂家にとっては害虫以外のなにものでもない。スズメバチに襲われるとミツバチの飼育箱ひとつくらい全滅してしまう。被害は甚大だ。養蜂家が飼っているミツバチは西洋ミツバチが大半で、日本のスズメバチに対抗する術をもたないのである。

それに対し、日本固有種のミツバチの場合は、集団でスズメバチを囲い込み、窒息死しさせるという戦術を身につけている。まさに大和魂だ。ただ、日本のミツバチは独立心が旺盛というか、要するに逃げてしまう習性が強く、また採蜜量が少ないために養蜂家には人気がないそうだ。

というわけで、皆さんも冬の山や森に出かけたらスズメバチを探してみよう。でも決して起さないように。

 

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津波対策

津波

昨年の大地震に伴う津波では甚大な被害がもたらされた。日本が地震大国である以上、今後も津波とは縁が切れそうにない。古来より、ショーコリもなく津波による損害を受けてきた我々だが、もうそろそろ津波を克服する手段を開発すべきであろう。

もっとも単純なのは防波堤を築く事だ。これは昔からやってきた。だが、今回のように10メートル近い大きな津波がくれば従来の防波堤などひとたまりもない。かといって30メートルを越えるような防波堤を海岸線に隈無く建設するというのは非現実的である。

どうやら、ここにこそ人類の英知を結集し、新しいテクノロジーを生み出す必要がありそうだ。

例えば、津波のエネルギーを熱などの別のエネルギーに変換して沿岸部へ到達しないようにするというのはどうか。しかし、これでは波力発電と同じで目新しいものはないし、大津波なら波力発電のキャパシティを越えるので、やはり解決策にはならない。

そこで、まだ誰も着想していない新次元の解決法を提案する。

それは、人工衛星から特殊な電波を海面に照射し、津波に対して逆位相の波を起こして、これを津波にぶつけるという案だ。ようするにヘッドフォンのノイズリダクションの原理と同じである。音が波であるという性質を利用し、逆位相の音波をぶつけることで、騒音が耳に届かないようにするアレである。津波が発生したことをうけて、沿岸部から沖へ向けて逆位相の津波を発生させる。これが、沖から沿岸部へ迫る津波と中間地点でぶつかり、津波が消えてなくなるという仕組みだ。

津波の発生をリアルタイムで把握し、全く同じ大きさの波を同じ速度で正確に沿岸部から沖へ向けて発生させなくてはならない。確かに難しい技術だが、現在の人類のテクノロジーなら十分可能ではないだろうか。

ただひとつだけ問題がある。人工衛星から人工的に津波を発生させることができるようになると、これを軍事に転用する国が出てくるであろうということだ。津波発生装置を武器として使用すれば、大量破壊兵器となりかねない。

でもまあ、全ての国が持てばお互い様だし… って、それは核兵器拡散思想と同じではないか。危ない、危ない。

やはり津波は危険だ。

 

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食生活の基本

きびだんご王国の食事事情

テレビでカニ料理の番組をやっていた。カニを食べるときはみんな静かになるね、とか言いながら、出演者たちは結構ワイワイ盛り上がっていた。

が、私にはカニを食べて盛り上がる理由がよくわからない。実は私はあまりカニを食べないのだ。別に嫌いなわけではないが、陸生哺乳類であるヒトが海の底を這い回るカニを食べるという行為に合理的な説明がつかないのだ。進化論でも分子生物学でも説明がつかない。説明がつかない以上、積極的に食べる理由がない。

動物にはみな食性というものがある。それぞれの生活空間で手に入るものを効率よく食べている姿こそ自然なのだ。川のカニならいざしらず、数百メートルから場合によっては800メートルを越える深海に棲息するカニなど本来我々の食性から考えるとありえない話だと思う。しかも、ベーリング海のカニ漁ときたら、毎年何人もの死者が出るという命がけの漁だと言うではないか。そこまでして食べたいのか、と思わずツッコミを入れたくなる今日この頃である。

カニだけではない。フルーツなどもそうだ。南国のフルーツは身体を冷やす効果があり、それゆえ熱帯地方に住む人間にとってありがたい食べ物なのだ。これを北国の人が食べると身体が冷えて健康に悪い。北国の人には北国のフルーツが身体に適しているのだ。だから、日本人には本来バナナとかパッションフルーツなどは必要ないのだ。

最近では地産地消という言葉が普及してきているが、農業行政上の意味だけでなく、今述べたような意味があると私は解釈している。自分が暮らしている土地で取れるものを食す。これこそ自然な食生活の基本だ。ライオンが海に潜ってタラバガニを食べたり、クジラが木に登ってバナナを食べたりしたら不自然この上ない。

というわけで、我々は身近で手に入るものを食べていればよいのである。珍しい食材や異国の食材はごくたまに話のネタに食べるくらいに考えておけばよいのではないだろうか。

いや、待てよ。二日前の日記にも書いたが、私は珈琲をよく飲む。でも、珈琲豆はアフリカや南アメリカを主な原産地とする南国の果実だ。私としたことがなんということだ。言っていることとやっていることに整合性がないではないか。う〜む、でもそこが私の魅力だからよしとしておく。ただ、珈琲には身体を冷やす効果があるに違いない。幸い私は冷え性ではないが、冷え性の方は珈琲は控えた方がいいだろう。

 

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