きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

言葉には意味がある

以前にも書いたが、きびだんごという言葉の意味をよく考えないで、ただなんとなく雰囲気で使っている人が多い。きびだんごと特に関係ないのに、ハンドルネームや店の名前にきびだんごを使うといった類いだ。また、北海道の某社のきびだんごは、実はきびだんごとは全く関係ないお菓子だが、社長が「なんとなくかっこいいから」という理由できびだんごと名付けたというのはあまりにも有名な話である。おかげで北海道ではきびだんごが多くの人に誤解されている。

こうしたことは世界的に見られるようで、以前、リヨンの街角を歩いていて素敵なスカーフ(フランス語ではエシャルプと言う)のブティックを見つけたが、その店の名前が「カミカゼ」となっていてびっくりしたことがある。おそらく、この店の主人はカミカゼが何を意味するか知らないが、なんとなくエキゾチックだと言う理由で使ったのだろう。

また、パリの街角だが、プロレスラー並みにマッチョでパンクな大男が、なぜか腕に「愛」という文字をタトゥーで入れていたのを見て思わず吹き出したこともある。もっとひどいのになると「劣」と入れている人までいた。意味は教えない方がいいだろう。タツゥーを彫る方も彫る方だが、日本語の雑誌か何かをみて、魅力的に思えた漢字を彫ってみたのだろう。漢字は単なるデザインではなく、意味があるということまで考えなかったらしい。

とにかく、街へ出るとこうしたトンチンカンな言葉の使われ方には枚挙にいとまがない。ブティックの看板など見ながら歩くと、ありえないネーミングに大笑いできること間違いなしである。暇つぶしにはもってこいだ。特にアパートやマンションの名前が傑作である。外人に教えたら笑い転げる名前だらけだ。また、「プレジール」とか言う名前のホテルもあったっけ。プレジールはフランス語で喜びという意味だからいいなと思って使ったのだろうが、直訳すると快楽ホテルとなる。こんな名前をつけるとフランス人なら成人映画のタイトルか何かと勘違いするかもしれない。外国語を使うときはしっかり勉強してからにしないと危険だ。

ちなみに、ハワイにはゲイシャガールとかいう缶詰があるという話を聞いたことがある。中身はツナだそうだ。私に言わせれば日本をなめているとしか思えないネーミングだが、同じような軽卒な間違いを我々もしているはずである。気をつけたいものだ。

言葉には意味がある。ただかっこいいからといった理由で意味もなく飛びつくのはどうかと思う。

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ

受験生よ、騙されるな!!

いよいよ今年も受験シーズンが到来した。受験生の諸君には、体調管理に気をつけて入試では実力を発揮してほしい。

ところで最近、合格グッズやらお菓子やらいろいろ出回っているようだが、その節操のなさにはただただ呆れるばかりだ。

はっきり言おう、それらは便乗商法なのだ!! 

合格する秘訣はただひとつ。勉強することだ。それ以外ないではないか。

合格餅やら合格せんべいやら、果ては合格即席ラーメンまである。だが、こんなものを食べたところで身に付くのは体脂肪だけだ。そんな暇があったら勉強して実力を身に付けろ!!

そういえばどこだったか、伊予柑(いよかん)を使って「いい予感」がするきびだんごなどという合格商品を出したところもあったっけ。

う~む、儲けることが企業の目的とはいえ、世の中節操がなさすぎる。

バレンタインデーだって最初は時計や文具など様々なものをプレゼントしていたのに、いつの間にかチョコレート業界が便乗した。

サンタクロースだって、もともとは地味な存在だったのに、コカ・コーラが真っ赤な服を着せてCMに起用して以来、世界中で赤い服が定番となってしまった。

ハロウィンだって、元来なまはげのような行事だったのに、今ではファッショナブルで派手なイベントになってしまった。

その点、イスラム教のラマダンだけは誰も便乗しようとしない。まあ断食だからフード業界は興味がないのだろう。しかし、ダイエット業界は便乗すべきではないのか。

おっと、話がわき道に逸れてしまったが、とにかく、受験生には自分をしっかり見つめて受験に臨んでほしいものだ。

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ

きびだんごの暗黒面

きびだんごと言えば誰もが岡山の名物と思っているわけではないらしい。

きびだんごと何の関係もないグッズや組織にまで最近ではきびだんごという名前を付ける人が多いようだ。ネットで検索すればわかるが、ペンネームをきびだんごにしている者から書籍のタイトル、楽曲名、果てはキビダンゴという名前の競走馬までいる。おそらく、きびだんごという名のホストクラブやカフェ、ネイルサロンや美容外科まであるに違いない。

何かの流行かもしれないが安易すぎる。彼らはきびだんごの秘めた恐るべきパワーを知らないのだ。そのパワーは正義に用いられれば銀河にバランスをもたらすが、ひとたび恐怖に支配されると暗黒面の奴隷となってしまう。桃太郎の父親のように…

しまった。つい口がすべってとんでもないことを言ってしまった。だがもう引き返すことはできまい。桃太郎伝説のエピソード1への扉を我々はとうとう開いてしまったのだ。「赤鬼と青鬼、奴らは常に二人、師と弟子、組んで動きよる…」という依田老師の警告が聞こえてくる。

かくして、遠い昔、銀河の果て、太陽系第三惑星を舞台に壮絶な桃太郎伝説のサーガが幕を開けるのであった…

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : 桃太郎伝説の裏話