きびだんごと言えば誰もが岡山の名物と思っているわけではないらしい。
きびだんごと何の関係もないグッズや組織にまで最近ではきびだんごという名前を付ける人が多いようだ。ネットで検索すればわかるが、ペンネームをきびだんごにしている者から書籍のタイトル、楽曲名、果てはキビダンゴという名前の競走馬までいる。おそらく、きびだんごという名のホストクラブやカフェ、ネイルサロンや美容外科まであるに違いない。
何かの流行かもしれないが安易すぎる。彼らはきびだんごの秘めた恐るべきパワーを知らないのだ。そのパワーは正義に用いられれば銀河にバランスをもたらすが、ひとたび恐怖に支配されると暗黒面の奴隷となってしまう。桃太郎の父親のように…
しまった。つい口がすべってとんでもないことを言ってしまった。だがもう引き返すことはできまい。桃太郎伝説のエピソード1への扉を我々はとうとう開いてしまったのだ。「赤鬼と青鬼、奴らは常に二人、師と弟子、組んで動きよる…」という依田老師の警告が聞こえてくる。
かくして、遠い昔、銀河の果て、太陽系第三惑星を舞台に壮絶な桃太郎伝説のサーガが幕を開けるのであった…
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