きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

究極の温暖化対策

地球温暖化

地球温暖化が叫ばれる昨今、このままでは海に沈んでしまう国もあるようで、何か抜本的な対策が望まれている。だが、これといって画期的な方策が見つかったわけではない。

そもそも二酸化炭素が温暖化の原因かどうかは異論のあるところで、もしかすると全く別の原因から温暖化が起こっている可能性もある。実のところ地球の組成の大半を占める石灰岩は、二酸化炭素の固まりといってもよいシロモノであり、化石燃料を使う限り、二酸化炭素とは縁が切れない。つまり、我々は二酸化炭素の星に住んでいるわけなので、いずれにしても、二酸化炭素排出規制だけではこの問題は解決しそうにもないのだ。

そこで、私はまだ誰も考えたことのない究極の対策を提案しようと思う。それは、地球を太陽から遠ざけるという画期的なアイデアだ。太陽の惑星のうち、地球よりひとつだけ太陽に近い金星の表面温度は平均で約400℃と言われている。そして、地球よりひとつだけ太陽から遠い火星の平均気温はおよそ -43℃と言われている。もちろん、大気の組成などの影響もあり、一概に太陽との距離がこうした温度を決めているわけではないが、それにしても、太陽から遠ざかれば気温が下がるということは理解できよう。

というわけで、地球が太陽の周りを回る軌道を少しだけ遠ざければよいのだ。

さて、その方法だが、地球にミサイルをぶち込む… こういうと驚く人もいるに違いない。だが、理論的には可能だ。問題はどこにぶち込むかだが、下手にぶち込むと大災害が発生することは言うまでもない。要するに地球の自転に影響を与えず、できれば誰も気づかないうちにそっとぶち込むことが理想だ。そんなことができる箇所がひとつだけある。南極点だ。ここに地球の地軸と同一方向に寸分違わずぶち込むことができれば、自転に影響を与えず、誰にも気づかれずに地球の軌道を変えることができるのではないだろうか。

ただし、問題がひとつある。月の存在だ。実は、我々が無事に生活できているのは月の引力のおかげなのである。月の引力と言えば、海の潮の満ち引きを思い浮かべる人も多いと思うが、あれはいわば副作用であって、月の引力の最も重要な役割ではない。月の最大の役割は、ズバリ地球の自転を安定させるということなのだ。自転しているということは、本来地球の地軸は絶えず不安定にグラグラ揺れていなくてはおかしい。それが、まるで地球ゴマ(ジャイロの原理を利用した駒)のように安定していられるのは、月の重力が絶妙のバランスをもたらしているからにほかならない。

だから、地球を太陽から遠ざけるオペレーションでは、月も一緒に現状を維持しながら移動させなくてはならない。もちろん可能だと思うが、入念な計算と細心の注意を伴うシミュレーションが要求される。だが、誰がこのオペレーションにGOサインを出せるのだろう。信長なら出せるだろうが、ほとんどの人類にはその勇気はないと思う。

この話はもちろんギャグである。しかし、遠い将来、本気でこうしたオペレーションを計画しなくてはならないような生命の危機に人類が直面する可能性は否定できない。切羽詰まれば最後の賭けに打って出るしかないのだ。もっとも、その頃にはもっと安全な方法で地球の軌道を制御できるようになっているとは思うが…

とにかく、そうした生命の危機を迎えないためにも、人類は自国の利害などにとらわれず真剣に自然と向き合わなくてはなるまい。

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ