きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

次世代テレビ

回路

ニュースで聞いたが、日本の家電産業が苦戦しているらしい。特にテレビの販売で韓国勢に圧倒されているというではないか。恐らく円高の影響もあるだろう。後進国への売り込みで遅れをとっていることも大きな要因に違いない。

そこで、活路を見いだすべく、有機ELの開発で複数の企業が提携するそうだ。確かに有機ELのディスプレイは美しい。コスト面で難があるが、次世代の大型ディスプレイはやがて有機ELが主流となることは間違いない。この分野でも日本と韓国は当分の間しのぎを削り続けることになるだろう。

だが、所詮はディスプレイの鮮やかさにすぎないではないか。そもそも私のように視力の悪い者には違いがよくわからない。現在のテレビでも十分満足しているし、さらに画像が鮮明になったところで、人物の顔のしわや毛穴がはっきりしたりして、かえって気持ち悪くなることも予想される。これは、ハイヴィジョン化された現在のテレビで毎日感じていることでもある。

だから、より鮮明に、より大きくといった競争にはあまり興味が湧かない。それよりも、どうせやるなら、もっと画期的なテレビを開発してはどうだろう。より薄く、より大きく、より鮮やかに、とくれば、その次に来るものは何だろう。さあ、あなたなら何を思いつくだろうか。

私の意見はと言えば、ズバリ、匂いのするテレビだ。

例えば、料理番組を放送するとする。すると、テレビから料理の匂いがただよってくるという仕組みだ。ドラマで食事のシーンがあれば、やはり匂いがする。香水のコマーシャルなどでは必須の機能ではないだろうか。これはウケる。この機能を搭載したテレビなら、多少高額でも売れまくること間違いなしである。もはや価格競争などしなくてもいい。

この機能はテレビ以外にも様々な家電に応用できる。スマートフォンなどには真っ先に搭載されるだろう。電子辞書や電子書籍にも有効だ。犯罪捜査にも活用できるに違いない。

恐らく、この匂い機能(スメル・ファンクションと呼ぼう)の開発に成功すれば、日本の家電は再び世界をリードすることができるのだ。時価総額でアップルを追い抜くことも夢ではない。かつてウォークマンでソニーが世界を斡旋したように、スメル・ファンクションでもう一度世界の頂点に立とうではないか。

というわけで、有機ELなどどうでもいいから、匂いの出るテレビを開発して下さい。

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ