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スマートフォン始めました。

iPhone4s

遅ればせながら私もスマートフォンを始めた。手元にあるのはiPhoneの32GBモデルだ。

まだ音楽などはダウンロードしていないが、初期設定ですでに18GBほど使用している。というのも、以前使用していたiPodに入っていたコンテンツをそのままiPhoneに移したからだ。コンテンツの大半は辞書である。

英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、国語辞典、類語辞典と様々な辞書が入っている。外国語辞書には音声データも付いているし、その他の語学教材まで含めると軽く18GBにはなるようだ。できればより安く使える16GBモデルにしたかったのだが、辞書はこれからも増え続けるだろうから32GBという選択になった次第である。

基本的に私は紙の辞書の方が好きだ。手触りが良いし、自由に書き込んだりできる。使い込むうちに手になじむし、少しずつ汚れてゆく感じが勉強したという自信につながる。

その点、電子媒体の辞書ではこのような実感が湧かない。辞書は常に新品状態だ。もちろんブックマークなどが増えてゆけば、それなりに使用感は出てくるのだが、やはり紙のように汚れたり擦り切れたりしないため、イマイチ達成感が得られないのが残念だ。

ただし、電子媒体ならではの利点もある。何十冊もの辞書を常に携帯できることと、読み方のわからない漢字を引く際に手書き認識が使えることだ。また、外国語の場合、発音が音声データで確認できるのも重宝する。

結論から言うと、私の場合はどちらも必要だ。それぞれの長所を生かして使い込んでゆきたい。だが、未来の世界では電子媒体だけになっているかもしれないな。特に学校の教科書などはタブレットのみという時代がすぐそこまで来ている気がする。そうなると小学生のランドセルも過去の遺物になるだろう。ちなみに、日本のランドセルはもともとは軍隊の背嚢からヒントを得て製造されたもので、これを背負って登校する小学生の姿は世界的にみても珍しいものだ。ある意味、日本の風情といってもいいのだが、タブレットひとつで済むとなると、こんなに厚い鞄は不要になるだろう。

タブレットで済めば教科書にかかる莫大な印刷費用も抑えることができるし、いままで挿絵や画像だったものが動画になったりして学習効果も高くなることが期待できる。ひょっとすると近い将来、紙の教科書って何? と子供たちに尋ねられる日がやってくるかもしれない。いや、確実にやってくるだろう。

テクノロジーの進歩で世の中は確実に便利になってゆくものだが、私はなぜか寂しさのようなものを感じる。我々が今や文明の交差点に立っていることは頭ではわかるのだが、心と身体は古き良き時代に別れを告げるのを拒んでいるようだ。

 

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