岡山では、きびだんごの人気に便乗した様々な補完計画が行われてきた。
最もささやかなものは表面にきな粉をまぶしただけというものだが、中にはチョコやらシロップやら餡やらとりあえず何でもいいから混ぜとけといった節操のないものまで様々だ。
実はわがきびだんご王国でも特務機関NERFによってきびだんご補完計画が進行している。その本部地下数百メートルに存在する秘密の倉庫には、試作段階で廃棄されたきびだんごの残骸が横たわっている。いわばきびだんごの墓場だ。
この全く新しいきびだんごは国家機密のため、これ以上説明することはできないが、開発責任者のゲンドー博士によると、遅くとも夏までには商品化されるとのこと。なんでもM.R.フィールドと呼ばれる防御壁をもつ無敵のきびだんごらしい。
実は昨日試作品を食べてみたのだが、あまりの美味さに笑いが止まらなかった。現段階ではまだ糖度と酸味のシンクロ率が低いが、夏までにはなんとかしたいと考えている。しかし、初めて試作品を見た時、これは本当にきびだんごと呼べるのだろうかと疑問に思った。それほど外見が異様だったのだ。
というわけで、きびだんご王国公認の新きびだんごにご期待下さい。
きびだんご王国のFacebookページは、コチラ。