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日食

皆既日食

今日は朝から金環日食の話題で列島がフィーバーしていたようだ。なにが楽しいのかさっぱりわからないが、確かに珍しい現象ではある。

驚いたのは、ほんの数分間の出来事のために、わざわざ飛行機に乗って海外からやって来た外国人が大勢いたことだ。ヨーロッパに端を発した経済危機がこの惑星に暗い影を落としているというのに、その影だけではまだ不十分らしく、今度は太陽を覆う影を求めてこの国を訪れて来たというのはどういうことだろう。

それはともかく、日食時には太陽について様々な観測が行えるらしく、天文学者や物理学者にとっては非常に大切な瞬間である。そういえば、アインシュタインの相対性理論が証明されたのも日食時の観測の結果だった。

だが、日食で分かることは天文学や物理学だけではない。この惑星の住民がマスコミに踊らされ、我も我もと同じ行動を取るという群集心理がまたしても確認されたのである。

中には、金環日食を指輪に見立てて結婚のプロポーズをした男性までいるというではないか。正気か? と思わず唸りたくなるような出来事だ。地球や月の運動と男女の間に何か関係があるとは私には思えない。テレビでは微笑ましいニュースとして伝えていたが、どういうことだろう。もしかすると、私にはロマンが足りないのだろうか。

そもそも、日食とは太陽と地球の間に月が割り込んで来る現象だ。こんなときにプロポーズなどすれば、将来誰かが二人の間に割り込んで来ることを暗示しているようではないか。私としては二人の将来に不安を禁じ得ない。まあ、どうでもいいことだが…

ちなみに、日本の神話に天照大神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に隠れた話があるが、あれは十中八九、皆既日食のことに違いない。古代の皆既日食といえば、紀元前138年、紀元158年、紀元248年が確認されている。そして卑弥呼が死んだのが紀元248年だ。この不気味な一致は、天照大神の正体が卑弥呼だとする説の有力な根拠のひとつとなっている。

真偽のほどは分からないが、古来より日食とは人騒がせな現象だ。
(画像は皆既日食)

 

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