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無意識の活用法

無意識の活用

昨日の日記で無意識の有用性について述べたが、ここでひとつ面白い話を思い出した。それは、歴史に残る作曲家でありピアノ奏者であったリストの教授法だ。彼が弟子に与えた助言は、ピアノを練習するときに、音楽に集中しないで、何か本でも読みながら弾けということだったらしい。

最初、この話を聞いたとき、そんな練習法は馬鹿げていると思って相手にしなかったのだが、今考えてみると、これは無意識にピアノを弾く練習法ではないか。つまり、意識しなくても完璧に手が動くという状態を身につける訓練法なのである。

確かに無意識に手が動いて完璧に弾くことができれば、技術のことは考えないで表現に集中できる。だから、表現の前に技術的な課題を無意識のレベルでクリアしておこうという発想だ。

う~む、さすがはリストだ。個人的にはあまり好きな作曲家ではないが、しかし学べるところは学んでみるべきである。彼の方法、すなわち、寝ているときだけでなく、起きているときも無意識を活用するという方法は研究の価値がある。

問題は、ピアノを弾くといった肉体の運動に関する技能には有効でも、果たして知識の習得といった知的な学習にも応用が効くかどうかである。例えば、絵画を鑑賞しながら英単語を記憶するとか、チェスをしながら教科書を読むといった方法に効果があるのだろうか。

こうした、言ってみれば「ながら勉強」とでも言うような勉強法が果たして有効かどうか確かめる方法はたったひとつ。自分で実験してみることだ。

というわけで、これからしばらくこの集中しない勉強法を取り入れてみることにする。結果はそのうち日記で公表することにしよう。

 

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