最近、急に暖かくなってきた。先日の昼間など、暑くて扇風機がほしくなったくらいだ。
こうなると、お茶も冷たいものが飲みたくなる。が、日本茶の道は奥が深いのだ。私が聞いた贅沢な冷茶の淹れ方は、高級茶葉の上に氷を置き、そのまま20分ほど待つというものだ。ゆっくり氷が溶けてゆく過程でお茶がじわじわと抽出されてゆくらしい。
なるほど、至福の一杯が得られそうだ。だが、ああ喉が渇いた、冷たいお茶が飲みたい、という瞬間から20分も待つというのはどうだろう。ちょっと厳しいものがないだろうか。
やはりあらかじめお茶を冷蔵庫などで冷やしておくしかないのだろうか。あるいは、薄くなることを承知の上で、お茶に氷を入れて冷やすか…
もちろん、冷えたペットボトルのお茶という手もあるが、あまり美味しくないんだよね。やはり、20分我慢するしかないか…
と思っていたら、なんと最高級茶葉からワインボトル一本分のお茶を抽出し、特殊な製法で保存を可能にしたボトル入りのお茶があるらしい。だが、このお茶、一本二万円以上もするらしい。ワインボトルに入っていて、見た目はワインそっくりなのだが、中身は日本茶という趣向だ。ペットボトルの超高級版といったところだが、さすがに一本二万円以上もするとちょっと考えてしまう。
ちなみに、この高級ボトル茶、JALのファーストクラスに乗るとサービスで出てくるらしい。まさに高級感ありありではないか。確かに、最高級茶葉からワインボトル一本分のお茶を抽出するとなると、茶葉の量もそれなりに必要だから相当原価がかかることは理解できる。だが、なかなか買う勇気が湧いてこない。
う~む、やはり私のような庶民は麦茶を冷蔵庫で冷やすか、氷茶を20分待って味わうしかあるまい。
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