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最近の書籍は挿絵がチープ

書籍

私は、書籍は文字がびっしりといった昔ながらの形態が好みである。図やイラストが多用されていると拒絶感を覚えることが少なくない。

確かに優れた手書きのイラストや的を得たグラフなどが挿入されていると、心が和んだり、理解の助けになったりする。それはそれでいい。問題は、いかにもコンピュータで作成したといった感じのチープなイラストや、過度な解説図などである。

特に、丸や三角や四角といった単純な図形を合成しただけのイラストには嫌悪感をもよおす。しかも、そんな単純な図形で人物を表していたりすると本の内容に関わらず絶対に買わない。無機質な挿絵には我慢がならないのだ。イラストレーターの品位とセンスを疑う。

その程度のイラストを教えているデザイン学校もどうかしていると思うが、そこを卒業してスキルを身につけたと勘違いしているデザイナーやイラストレーターにも呆れてものが言えない。コンピュータが使えるのは当たり前で、そこから先へどこまで行けるかが腕の見せ所ではないか。私はコンピュータソフトを使って、デフォルトの設定のままで図やイラストを描き、何の工夫もしない状態で納品する輩を見るとぶん殴ってやりたい気持ちになる。

そんなことなら、全て手書きでコツコツ書けばいい。昔の挿絵などは実に手間ひま掛けて作り込まれていたものだ。それこそ、挿絵の展覧会を開いてもよいくらいの秀作が多かった。それに比べ、最近の挿絵や図のチープなこと。見るもおぞましい光景である。デジタル全盛の時代とはいえ、やはり手のぬくもりのようなものが感じられないと私は落ち着かない。

特にひどいのがビジネス書だ。図解などと称している書籍にどうしようもないものが多い。もっとも、最近では萌え系のビジネス書籍もいろいろと出版されており、これはこれで別系統なのだが、私はこちらも好きになれない。

というわけで、私はよほど挿絵や図の美的センスが優れていない限り、文字だけでびっしり埋まった書籍を買うことにしている。

 

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