きびだんご王国 | 桃太郎伝説ときびだんごについて、岡山の有志が集まって楽しく語るサイト

きびだんご王国 桃太郎伝説

悲惨な事故は胸が痛む

花束

今日は京都で痛ましい交通事故があった。死傷者が多数出ており、正直言葉がない。加害者も死亡しており、全容の解明は大きな困難を伴うだろう。

とはいえ、たとえ全容が解明されたとしても、死んだ人が帰ってくるわけでもなく、大けがをした人の身体が元通りになるわけでもない。事故から得られる教訓はいかにして同様の事故を防ぐかという対策だけである。

しかし、青信号で横断歩道を渡っていても事故に遭うとなれば、一体どのような対策があるというのだろう。ドライバーの中には意識障害や呼吸障害の持病のある人や酒を飲んでいる人、居眠りをしている人、携帯電話に気を取られている人、そして単純に殺意を抱いている人までいる。

こうなると、一歩家を出たら、常に四方八方に注意し、警戒を怠らないようにしなくてはならなくなる。まるで、幕末に京の都で活躍していた勤王の志士のようではないか。彼らは常に命を狙われていたので、絶えず神経を尖らせていた。

が、このような緊張を持続させることはまず無理であろう。どんな人間でも油断はするし、第一、朝から晩まで神経を尖らせていてはストレスでおかしくなってしまうではないか。

となると、やはり車側で対策を立てるしかあるまい。今回噂されているように、もしもドライバーに意識障害があるならば自動的に運転免許証を無効にする仕組みが必要だ。免許更新の際に障害について申告する義務があるが、ここでウソをつけばそれまでである。これはシステムの大きな欠陥と言えよう。

例えば、病院で診断を受けた際に医師から報告を受けて免許を無効にする仕組みを設ければよい。恐らく、個人情報の保護を理由に反対する政治家が出てくると思うが、人命には代えられない。何でもかんでも報告するのではなく、運転に障害が出る症状だけに限定すれば済む話だ。また、障害者の人権を盾に反対する人々も出てくるとは思うが、何とか理解していただくしかないと思う。あまりにも危険だからだ。

それから、車の方も、たとえアクセルを踏みっぱなしでも、障害物が近づくと自動的にブレーキがかかる仕組みを全ての車両に搭載すべきだろう。さらに、交差点などで青信号にもかかわらず車が近づいてきた時は何らかのアラートが発信される仕組みも有効にちがいない。

そういえば、ヨーロッパでは繁華街への車の進入を禁止している都市がある。例えばフランスのストラスブールだ。ここでは、市の中心街へは一部の業務車両を除き、車で入ることができない。交通手段は徒歩か自転車、または路面電車だ。なるほど人通りの多い場所にそもそも車が入ってこないのだから事故も起こりようがない。お金もかからないクールなアイデアだ。日本でも採用してはどうだろうか。特に観光地などでは有効だと思う。もっとも、タクシーなどは許可するしかないと思うが…

とにかく、痛ましい事故が多すぎる。予算の問題もあるが、できることから手をつけてゆきたい。特に最後のアイデアは是非とも検討すべきではないだろうか。 

 

きびだんご王国のFacebookページは、コチラ

カテゴリー : もろもろ