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ジンクス

暴走する離別エネルギー

私にはひとつ強力なジンクスがある。それは、私が誰かの家に泊まると、その家の夫婦が必ず離婚するというジンクスだ。

いったい何組が離婚したのだろう。もはや両手の指では数えきれない。恐らく20組以上にはなると思う。最初は単なる偶然だと思っていたのだが、ここ25年の間に私を泊めてくれたご夫婦でまだ離婚していないという話は皆無だ。とにかく面白いように、いや失礼、不思議なくらいにバタバタと皆別れてしまうのだ。そういえば、たった一組だけ例外があるが、このご夫婦とは20年近く音信がないため、実のところどうなったかは不明である。

なぜだ。どうして私に関わった人々に別れが訪れてしまうのだ。理由はよくわからない。もはやそういう宿命だとでも言うしかない状況だ。このジンクスは私をよく知る人々の間では結構有名で、彼らは絶対に私を家に泊めてくれない。大切な家庭を守るためには、どうしても私を泊めるわけにはいかないのだ。

ちなみに、これらの人々の中にとある縁結びの神様を奉る神社の息子がいる。なんでも私が参拝してからご利益がめっきり失せたとかで、私はその神社に出入り禁止となってしまった。

しかし、これではまるで、私は疫病神か何かのようではないか。このままでは私の存在そのものに疑義が生じてしまうかもしれない。確かに私の身体からある種の離別エネルギーというか、負のフォースが発散されていることは間違いない。私としては、何のフォースも持たない凡人よりは、たとえ負のフォースでも持っている方が面白い人生が送れそうな気がしているのだが、不幸が訪れた人々にとっては全然面白くないらしい。困ったものだ。

待てよ。この力を活用して縁切寺で働くという手もあるな。努力次第では、全国の縁切寺の頂点に君臨することも夢ではない。しかし、そんなことをして負のフォースが暴走でもしたら大変なことになる。フォースの暗黒面ほど恐ろしいものはないのだ。

というわけで、今のところ有効な解決策は見当たらない。が、私の存在は愛にとっての試金石になりうることは間違いない。絆に自信のあるカップルはどうか私を泊めていただきたい。

挑戦をお待ちしています。
(画像は暴走する離別エネルギー) 

 

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