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以前、きびだんごと関係がないのにきびだんごと命名する商品等が乱立して、わけがわからなくなっていると書いた。例えば、無関係のお菓子にきびだんごと名付けたり、キビダンゴという名の競走馬がいたり、さらにはきびだんご定期預金という名の預金まであるといった具合だ。

こうした言葉の混乱はあちこちで見受けられるようで、先日もスーパーで北海道カマンベールというトンデモ商品を見つけた。かなり前からあるようだが、これはおかしい。なぜなら、カマンベールというのはフランスの土地の名前だからだ。

フランスでは、チーズ(フロマージュと言う)の名前はワイン(ヴァンと言う)と同様に生産地の名前で呼ばれる。つまり、カマンベールはカマンベール村のチーズだし、ブリもサン・マルスランもミュンスターも全て生産地の名前だ。だから、北海道の十勝で生産したチーズは「トカチ」と命名しなくてはならない。北海道カマンベールというのは、つまり、フランスで製造した焼き物にマルセイユ備前とかニース有田とかモンペリエ信楽(しがらき)とかボルドー唐津などと命名したり、韓国で製造したうどんにソウル讃岐と命名したり、アメリカで握ったすしにニューヨーク江戸前と命名するようなものである。どう考えてもおかしい。

いつまでたっても北方領土が返還されないのは、北海道カマンベールのせいで北海道が世界中の笑いものになっているのが一因ではないかと私は危惧している。

もっとも日本国民は、仏教徒が大半を占めていながら結婚式はなぜか十字架の前で行い、クリスマスを祝い、ハロウィンに浮かれ、バレンタインデーで騒ぎ、それでいて正月には神社に参拝するというトンデモ国民である。この国にはもはや世界の常識など通用しないのかもしれない。

そう言えばカレー・マルシェなどという商品もあったな。カレーは英語、マルシェはフランス語だ。なぜごた混ぜにするのだろう。英語で統一するならカレー・マーケットだし、フランス語で統一するならマルシェ・ド・キュリーだ。まあ、どちらも意味を考えると変だが。

とにかく、変なシリーズを続ければ、それだけで毎日ブログが書けてしまうに違いない。この国はネタの宝庫だ。

 

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