最近、岡山では地産地消に無理矢理こだわったスイーツがいろいろと誕生している。
もともとフルーツ王国と呼ばれる岡山だが、これまでは岡山名物のスイーツの原材料と言えば、白桃とマスカットと相場が決まっていた。私が子供の頃からそうだし、この二大フルーツが岡山のスイーツ界を牽引して来たのである。
ところが、あまりにも使い古された感が強かったのか、ここ数年くらいの間に何か新しい素材を岡山の顔にしようという動きが出て来た。その流れの中で桃太郎トマトを用いたゼリーが開発され、さらに牛窓のレモンを用いた焼き菓子などが考案されている。
とにかく、何か新しいものを求めて業者の方々が日々研究開発をしている最中なのだ。この動きは当分続きそうなので、これからも強引に岡山名物に持ち上げられる素材が後を絶たないだろう。岡山県産ブルーベリーとか、岡山県産さくらんぼ、果てはなんと岡山県産マンゴーにいたるまで次から次へといろんなスイーツが登場することは間違いない。
こうした動きは確かにスイーツ好きには楽しみではある。しかし、本当に岡山名物といえるのだろうか。例えば、マンゴーだって最近では岡山で栽培されている。だから岡山県産マンゴーが入手可能になるわけだが、どうも無理矢理感が拭えないのだ。もちろん、それを言うならエジプト原産のマスカット・オブ・アレキサンドリアがなぜ岡山名物なのかという疑問も出て来るが、これはすでに定着しているのでセーフと言えよう。
その点、岡山で偶然発見された水蜜桃の一種である白桃は、まぎれもなく岡山の特産品である。
待てよ。ここはひとつ、岡山のフルーツ事情を調査してみるのも面白そうだ。調査結果はきびだんご日記や当サイトのスポンサーである、つるの玉子本舗のFBページなどで公開しよう。
というわけで、これから少しずつ、地元のフルーツ農家を取材してみます。岡山のフルーツ事情がよくわかるかもしれません。ご期待ください。
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